人材育成

部下の悪口を言う上司への対策と自分が言われた時の対処方法

悪口上司に頭を抱える女性社員

働く人が抱える悩みやストレスの上位に人間関係があります。特に上司との関係性に悩む人が多く、仕事に行くのも辛いと感じている人もいます。

様々な苦手上司のタイプの中でも、部下の悪口を言う上司というのは、どう対応して良いかわからず困ってしまうのではないでしょうか。

ここでは上司が悪口を言っている場に遭遇した時と、自分の悪口を言っていると知った時の対処方法をご紹介します。

✅ 自分の先輩にあたる社員の悪口を言い「お前もそう思うだろ?」と同意を求めてくる
✅ 部下の悪口を言うことでチームを支配している上司がいる

という悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

部下の悪口を言う上司の心理

社員の悪口を言う上司
悪口を言う人の心理には共通したものがあり、これは上司という立場でも同じです。よくよく上司を観察すると、以下のような心理が見えてくるかもしれません。

自分に自信がない

自分に自信がないため、相手(部下)を蔑むことで自分の立場を上にしようとする心理です。自分の言動を正当化するために、誰かを悪者にするのです。

悪口を言うことで、「自分が一番正しくて、自分はすごいんだ」と、自分を鼓舞している部分もあります。

支配願望が強い

自分の力を知らしめたいという心理です。

「自分に逆らう奴は許さない」「自分より目立つ奴は潰す」など、上司という立場をはき違えている人もいます。

悪口のターゲットになっている人以外への警告をする意味で、わざと大きな声で悪口をいうケースもあります。

ストレス発散にしている

いわゆる“八つ当たり”です。

上の者には逆らえないタイプに多く、役職や立場が下の人には横柄な態度を取りストレス発散の対象にしています

悪口の内容はどうでも良く、会社や他の管理職に言えないことを部下に言っているだけです。

悪口は盛り上がると勘違いしている

本当は部下たちともっとコミュニケーションを取りたいという心理が隠れています。

盛り上がるだろうと勘違いをし噂話から始まることが多く、だんだんとエスカレートして悪口に発展していきます

本人の中では悪口を言っている自覚がないため、周囲が注意をしても理解してもらえないことがほとんどです。

悪口を放置することで起こる損失

悪口にうんざりする社員たち
悪口を聞くことは気分が悪いとわかっていても、相手が上司の場合は注意しにくく、結果的に放置してしまうこともあると思います。

ですが、そのままにしておくと職場に大きな損失となります。

部下のモチベーション低下

毎日ネガティブな言葉を聞きながら仕事をすると、気持ちが沈んでしまいます。ましてや悪口を言う上司と一緒に仕事をしようという気持ちになりません。

次は自分が悪口を言われるのかもしれないと思うと、仕事に対して前向きになれませんし、集中もできなくなります

パワハラに発展の可能性

部下の人格を否定するような言葉を継続して言い続けると、パワハラと捉えることができます。

直接悪口を言われた部下だけではなく、悪口を聞かされ続けた部下が不快感を抱いたり、メンタル不調を訴えてもパワハラとなるケースがあります。

企業の信頼低下

誰でも簡単に情報を発信できる社会になっています。特に悪い噂は広がるのが早く、それは個人だけにとどまらず企業の噂も同じです。

たかが上司が発する悪口・・・と思われるかもしれませんが、たったひと言で企業の信頼が落ちることもあります。

企業の評価や信頼が低下すると、業績に影響を及ぼしかねません。

パワハラの現場
自分がターゲットじゃなくてもパワハラは認定される?他人が毎日パワハラを受けている現場を見て病んでしまうケースがあります。今回は、直接自分に向けられていないパワハラでうつ病を発症したり、メンタル不調に陥った場合もパワハラとの因果関係が認められたケースをご紹介します。また、適切な対処方法とパワハラをさせない対策方法についても見ていきましょう。...

上司から悪口を聞いた時の対処方法

上司から他の人の悪口を聞いた時の対処方法をご紹介します。同僚の悪口を聞くのは良い気分がしないと思いますが、冷静に対応するようにしましょう。

共感しない

悪口を聞いても決して共感してはいけません。共感してくれていると思われるとトラブルになった時「あいつも言っていた」「お前も同じことを思っていたよな?」というように同類とされてしまいます

かといって反論をしてしまうと、逆らっている、否定されたと思われてしまい、今度は自分が悪口のターゲットになる可能性があります。

そうなんですね」「大変ですね」など、共感も否定もしないことを徹底することが大切です。

その場から離れる

複数でいる時に悪口が始まったら、その場からそっと離れるようにします。時計を見ながらやスマホを手にして去ると、自然な流れで離れることができます。

二人でいる時に悪口が始まったら、嘘でも良いので仕事を理由にして離れるようにします。

悪口の輪の中にい続けると、悪口を聞いてくれると誤解され、これからも悪口を聞かされ続けることになります

悪口上司と二人にならないようにする

悪口を言う上司とは距離を取るのが一番ですので、できるだけ上司と二人きりにならないようにしましょう。複数でいる時は逃げることが可能ですが、二人では逃げられない可能性もあります。

仕事以外の話では近づかないを意識してお付き合いをすることが良いですね。

上司に自分の悪口を言われた時の対処方法

気丈に振る舞う社員たち
他の人ではなく、自分の悪口を言っていると気づいた時の対処法も覚えておきましょう。悪口上司はいつ誰をターゲットにするかわかりません。

気にしない

悪口を言う心理でもお伝えしましたが、自己顕示欲のために悪口を言ったり、ストレス発散の場合がほとんどですので、気にしないのが一番の策です。

悪口を言う上司のことを尊敬し慕う部下はほとんどいません。上司に悪口を言われたからといって同僚からの信頼が失われることもありません。

上司の言葉に反応する姿を見て悪口が悪化することも考えられますので、相手にしないようにしましょう。
(もしも、上司を筆頭に集団で悪口を言ってくるようなことがあれば、そんな会社はすぐに退職するべきです。)

本人に直接聞く

どうしても気になる、言っている内容が納得できない場合は、上司に直接話をするのも効果的です。

「私のことで何かご迷惑をおかけしているようなのですが、改善していきたいので直接ご指導いただけませんか」

というように、アドバイスを求める姿勢で話をするのがお勧めです。

相談をする

あまりにも上司の悪口が部署全体の雰囲気や業務に支障があると感じた時は、他の管理職や社内の窓口に相談をするのも必要です。

個人や部署だけで対処しようとしても時間がかかったり上手くいかないこともあります。場合によっては労基署などの外部機関への相談も検討すべきです。

チーム全員でグッドサイン
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悪口を言う上司にしてはいけないこと

悪口上司への対処の中で絶対にしてはいけないことがひとつあります。

それは悪口で返すことです。

これをしてしまうと、人間関係や雰囲気が改善することはありません。確かに反論することで一時は気持ちが収まるかもしれませんが、根本的な解決ではありませんので、いつまでも悪口合戦を続けることになります。

冷静になって、相手にしない、仲間にならないことを心がけましょう

社外にも人間関係を作っておこう

社外のコミュニティで食事会をする大人たち
悪口は自分が言われるのはもちろん、同じ会社内の先輩や同僚、後輩へ向けられたものを聞くのも嫌なものです。
毎日聞き続けることで、心が疲弊し仕事に影響が出てきてしまいます。しかもその元凶が自分の上司だったら、なおさらストレスは大きいでしょう。

言わないように気をつけていても、他の人の悪口に巻き込まれることもあります。気持ち良く前向きに仕事に取り組めるように、本記事で紹介した対策をして、自分の身は自分で守るを実践しましょう。

また、会社以外のコミュニティを持つことで、悪口上司をより客観視する力がつき、この対処法を実践しやすい心理状態になります

スキルアップや趣味のための習い事に通ったり、社会人スポーツチームに参加したりして、会社とは別の人間関係を持つようにしてみてください。異業種交流会やセミナーで人脈をつくるのもおすすめですよ。

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