新しいことを始めようとする時、とても気分が良く前向きになると思います。
しかし、3日坊主で終わってしまった、習慣になる前にやめてしまった、という経験はありませんか?
”良いとわかっている”のに続かないのは、「何をやってもダメだ」と自信をなくす結果になります。
習慣化するにはコツがあるのです。
この記事では、習慣化するために必要なことを解説しています。とても簡単ですので、ぜひ試してみてください。
目次
習慣化に意思は関係ない
習慣にできないのは根性や気合が足りないから、意思が弱いからと思ってしまう人が多いのですが、実は意思よりも脳の持つ癖が強い関りを持っています。
習慣になってしまえば無理なくできることも、最初は戸惑ったり失敗することがあると思います。その少しのネガティブ感情を脳は大きな負担と判断してしまうのです。
これは『現状維持バイアス』と言い、誰にもある抵抗反応です。現状が安心安全という意識が高く、未知のことは今まで培ってきたものをなくすかもしれないという不安を感じるようになります。
そのため、今の自分を守らなければらないと考え、新しいことへのチャレンジを阻もうとします。一種の危機管理です。
3日坊主になる人の特徴
新しい習慣が根付かないのは脳のせいであると言いましたが、そればかりではなくやはり考え方や行動の癖もあります。3日坊主になりがちな人の特徴を3つご紹介します。
勢いで始めてしまう
思い立ったが吉日という言葉がありますが、3日坊主になる人はこの傾向が強いと言えます。
気持ちが前のめりになっているため、計画性がなく思い付きで行動を変えてしまうこともあるため、本来の目的を見失ったり、違う方向に進んでしまう可能性が高くなります。
理想が高い
登山経験のない人が富士山に登るのはかなりハードルが高いと想像できると思います。
習慣化も同じことが言え、理想や目標が高いと強い抵抗が現れます。やってもやっても理想に近づいている実感が湧かず、やる気をなくしてしまうのです。
高い理想を持つ人は完璧主義な面も持っているため、自分のイメージ通りに進まないと自分にダメ出しをして、過度なプレッシャーを与えてしまいます。
メリットを感じていない
習慣化するメリットや効果を感じていなければ、どんなに良いとされていることでも続けられません。
他の人が良いと言っているから自分もやる、流行っているからやってみるでは、どうなるかわからないことに時間と体力を使うため、途中で嫌になってしまうのです。
習慣化を成功させる5つの方法
習慣化するには脳の特性を活用し、モチベーションを保つことが大切になります。そのためにはこの5つの方法が有効的です。
楽しいと思えるやり方を追求する
楽しいと思えないと長続きはしません。
続かないと「本当にやりたいことではなかったのかもしれない」と思いがちですが、そうではなく楽しさや気持ち良さが大切です。
楽しさを感じている時、脳内にはエンドルフィンやドーパミンという快楽物質が分泌されます。この物質は幸福感を与えてくれますので、どんどん行動したくなるのです。
自ら習慣にすると決めたことでも、会社から言われたことでも関係ありません。どうやったら自分が楽しいと思えるかを考えると行動がしやすく、気づいたら習慣化していたという結果になります。
手軽であること
どれだけ手軽であるかはとても重要なポイントです。
毎朝走ると決めたとして、顔を洗って着替えをして朝ご飯を食べて洗い物をして・・・と、こんなことをしていたら、走るのが億劫になってしまいます。
起きて着替えてすぐに外に出る!くらいの行動の少なさだと前向きな気持ちになれます。
また、わざわざどこかに出向かなければできない、必要物品が高いなどもやる気を減少させますので、始めるためのハードルを可能な限り低くすることが大切です。
できれば今ある習慣に少し行動をプラスするところから始めるのがおすすめです。
目的を明確にする
何のためにするのか、それをすることでどのような効果があるのか、自分がどう変わるのかなど、目的を明確にすることでゴールがわかりやすくなり、気持ちを保つことができます。
この目的の主語が自分でなければなりません。
人のために、会社のためにこれをするというのは一見良いように感じますが、最終的には必ず自分にとってのメリットがあるはずですので、自分に返ってくるメリットを目的にすることでモチベーションが上がり習慣化しやすくなります。
ひとつずつ取り組む
一度に複数のことを習慣化するのは簡単ではありません。ひとつずつおこなうことを意識してください。
習慣化したいこと、ゴール設定、期間設定などを考え、おこなう順番とスタート時期の計画を立てると取り組みやすくなります。
小さな達成感を積み重ねる
目標は高くても良いので、現状から目標達成までの間に小さな目標をたくさん立てるようにします。
こうすることで達成感を味わうことができるため、モチベーションを保ちやすくなります。ひとつのゴールを達成した時のためにご褒美を準備するのも効果的です。
長期戦になることを想定して、小さな目標をいくつも作って小さな成功体験を積み重ねることが大切なのです。

ビジネスパーソンが習慣化したほうが良いこと
社会人として習慣化していると良い3つのことをご提案します。成功者といわれている人の多くが習慣化していたり、仕事をする上で便利な習慣です。
運動
ジムに通って鍛えるのではなく、軽い運動がお勧めです。
ヨガや太極拳のような軽い運動をおこなった後は記憶力が向上するという研究結果があります。
運動は気分転換にもなりますし、体力向上や健康維持にもつながりますので、定期的に運動をする機会を作るようにしましょう。
今はオンラインでのレッスンも増えていますので、自宅で手軽に始められるものも増えています。
記憶力UP!ワンランクUP!
遠回りかもしれない。でもウォーキングしてから、インプットに取り掛かる。適度な運動は記憶力にも繋がっている。お昼はまだポカポカの日もあるので水分補給を大切に、適度な運動を取り入れてみてね
お昼少し遠くのランチ、ウォーキングで行ってみては?歩いて昼から効率UP🔥— ともUP🏃♂️全集中10000歩 (@tomowalkup) December 1, 2020
読書
読書は成功者の多くが習慣化しています。
語彙力や仕事の知識が得られるばかりではなく、コミュニケーションにも使えますので、ビジネスのあらゆる場面で活用できます。
本を読むのが苦手という人は、仕事に関係なくても良いので興味のある分野から始めてみるとハードルが下がります。
読書は成功者への近道 成功している人ほど本を読むその理由は https://t.co/gxKBmnuQoo
— Key Session (@keysession) November 24, 2020
片付け
片づけは仕事と関係ないのでは?と思うかもしれませんが、デスク周りが整理されていると探し物をする時間の無駄が省けます。
中には少し雑然とした空間のほうが集中できるという人もいます。ですから、自分にとって片づいていることが大切です。
気忙しくなっていたり、落ち着きがなくなっているとどうしても整理整頓ができなくなります。定期的にデスク周りを見渡し、使いやすい状況になっているかを確認しましょう。
仕事ができる人は、探す時間の無駄をよく認識していて、日ごろから整理整頓を心がけ、必要なものや情報にいかに早くアクセスできるかに気を配っている。
— 整理整頓で夢実現 (@katadukeyou) December 1, 2020
新しい習慣を作って充実した毎日を
新しい行動は脳が抵抗をします。しかし、少しずつ行動することで脳が変化に気づきにくくなります。
小さな行動から初めることで必ず習慣化することができます。新しい習慣は心にも良い変化を与え、仕事だけではなく日常生活の充実も図れます。
ぜひできるところからチャレンジし、やりたいことを習慣化していきましょう。