人材育成

本音を引き出す!部下が言いたいことを言えてなさそうな時の4つの試み

笑顔の上司

部下と話をしていて、何か言いたそうだなと感じることはありませんか?
その時、部下の言いたいことや本音を聞き出せていますか?話をしてくれても本心ではないだろうと感じたこともあるのではないでしょうか。

このような状態を放っておくと、特に問題と思っていなかったことが後々に深刻な事態になっていたり、大事に育てたいと思っていた人材の急な離職に驚いたりすることになり得ます。

部下はなぜ言いたいことを素直に言えないのか、言ってもらえるようにするには、どうしたら良いのか

この記事では、上司が上手く本音を引き出す効果的な方法をご紹介しています。ぜひ試してみてください。

言いたいことが言えない人の特徴

本音を言えない部下
仕事、プライベートに関わらず、言いたいことを言えない人は多くいます。なぜ言えないのか?そこには様々な心理と特徴があります。

人と関りたくない

言いたいことを言うということは、自分の心の中を見せることにつながります。

そのため、人と距離を取りたいあまり深く関わりたくないという気持ちが強い傾向にあります。

人と関わるのが苦手な人は、自分のことを理解してもらえないと思い込んでいたり、否定されることを怖がってるのも特徴です。

人を信用するまでに時間がかかり、信頼しても良い人か様子を伺っている可能性もあります。

自分に自信がない

自分に自信がなく意見や本心を言えないのも特徴です。

人の意見に同調することで安心感を得ているため、自分の意見を持つこと、自分で考える癖がついていない可能性もあります

過去に意見を言った時に、否定されたり、笑われたり、取り合ってもらえなかったりなどの記憶や経験があるかもしれません。

周りの空気を読みすぎる

周囲との関係性を考えすぎて、言いたいことを我慢してしまう人もいます。

言うことで上司の立場が悪くなるのではないか、他の人に迷惑をかけるのではないか、職場の雰囲気が変わるのではないかなど、気を使いすぎて言わないことを選択してしまいます。

敏感なため、人と話をすることでとても疲れを感じたり、同僚のちょっとした変化にすぐ気づく人はこの傾向が強いと言えます。

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言いたいことが言えない背景

本来は言いたいことを言える性格なのに、職場では言えないという人もいます。その場合は、職場環境が影響している可能性がかなり高くなります。

諦めている

上司に言っても何も変わらない、否定される、聞いてもらえないなど、諦めている場合は言いたいことがあっても言いません。

特に過去に意見を言って取り合ってもらえなかった経験があったり、自分だけではなく同僚も同じような経験をしている様子を見ているなどの場合は、言うこと自体が馬鹿らしい、時間の無駄と感じてしまいます

言えない職場雰囲気

上司の意見が絶対である、上司が部下の意見を決めつけている、言いたいことを言うと必ず意見されるなど、上司との関係性や職場の雰囲気により言えないと感じているケースもあります。

上司が言葉では「言いたいことがあったら何でも言うように」と伝えていても、態度が伴っていなかったり、見えない圧力をかけている可能性も

仕事を早く進めたい

上司に言うと話が長くなる、仕事が円滑に進まなくなるため、上司の意見に従った方が楽と考えている部下もいます。

時間に追われているプロジェクトや、顧客を待たせているような場合に良くみられる傾向です。

上司に意見を伝えること自体に意義を感じない場合も、言わずに我慢してしまうこともあります

部下の本音の引き出し方

上司に報告している部下
部下の何か言いたそうな雰囲気を察知した時、どのような言動が良いのでしょうか。無理矢理聞き出そうとすると逆効果になります。本音を引き出せるかどうかは、聞き方と姿勢がポイントです。

聞き方を工夫する

聞き方を変えるだけで意外とスムーズに言いたいことを言ってもらえることがあります。部下から「はい」「いいえ」という一問一答のような会話になる時には聞き方を工夫しましょう。

選択肢を出す

言いたいことがあっても場の空気を読みすぎて言えない人には、選択肢を上げて意見を促す聞き方をすると効果的です。

「Aと思っているのか?それともB?Cという意見もアリかなと思っているけど」

というように、できれば3つ以上の選択肢を上げると言いやすくなります。

具体的に聞く

自分の意見を簡潔に言えない人や、ポイントを絞って話せない人には、具体的な表現で問いかけることが必要です。

「これについてどう思う?」ではなく「ここの部分に対して、どうしたら良くなると思うか?」というように、どの部分の意見を聞いているのかを明確にします

こうすることで、部下は聞かれていることが明確になり、意見を言いやすくなります。

自らの経験を話す

上司に「大丈夫か?」「意見はないか」「困っていることがあったら何でも言え」と言われて、正直に言える部下は多くありません

言うことでできない部下だと思われるのではないか、生意気な印象を与えるのではないかなどと心配になり、言えなくなります。

上司が部下と同じくらいの時の経験を話すことで、「言っても良いんだ」「上司も同じようなことを経験しているんだ」という安心感が生まれます

この時、自慢や武勇伝のような内容はNGです。上司との会話や言ったことで良い結果につながったなどの話のほうが共感が得られます。

部下のペースに合わせる

言いたそうにしているからといって、無理に聞き出そうとしては言いたいことも言えなくなってしまいます。

言うタイミングを部下のペースに任せることも必要です。

時間がないと感じても、できるだけ時間を取って気長に待ちます。その日だけでは時間が足りないと感じたら、後日時間を改めて作るようにしましょう。

上司が聞くことを諦めてしまったら、部下は心を開かなくなりますので、焦らず聞く姿勢を見せることが大切です。

否定しない

部下がほんの少しでも言いたいことを言った時、否定したり途中で話を遮ることはしてはいけません。

否定された、聞いてもらえないと感じた瞬間、部下は心を閉ざします。どのようなことでも、まずは受け止めることが大切です

「そう思っているんだね」「確かにそうだね」というような同調や納得を表す相づちを打ったり、言っている内容を褒めたりしながら、話しやすい雰囲気を作ります。

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上司が変わると部下が変わる

風通しの良いチーム
部下が言いたいことを我慢するのは、本人の性格もありますが、職場の雰囲気や上司の聞く姿勢などに影響されることが多くあります。

言えない部下が悪いのではありません。言える環境づくりをしていないことに問題があるのです
部下は、安心感を与えることで「言っていいんだ」と思い、話をしてくれるようになります。

そのためには上司の行動を変えなければなりません。
良い関係性を作るためにも、言いたいことを素直に言える職場作りを進めましょう。

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