人材育成

規則正しい生活が仕事に影響を与える4つのメリット

早起きした女性

健康のためには”規則正しい生活をした方が良い”と漠然と感じていても、なかなか行動に移せない人が多いのではないでしょうか。

規則正しい生活は健康だけではなく、仕事にも大きな影響を与えます。良い仕事をするためには生活リズムを整えることも大切なのです。

今回は、良い生活が仕事に与えるメリットと、生活習慣を整えるポイントを解説していきます。

✅ 夜ふかししがちで、朝起きられない
✅ 空き時間はダラダラしてしまい、ほとんど運動していない
✅ いつも時間に追われている

というビジネスパーソンはぜひ参考にしてください。

規則正しい生活とは

規則正しい生活とは具体的にどのような生活のことを指すのでしょうか。

良く聞くのは、『睡眠』『食事』『運動』の3つに着目したことではないでしょうか。睡眠時間をしっかり取り、栄養バランスの取れた食事をし、軽い運動をする。

この3つの要素は健康を維持するためにも大切なものですが、特に睡眠と食事だけでも気をつけることで規則正しい生活に近づきます

朝ギリギリまで寝ていて朝食は抜き。仕事の合間に昼食を急いで摂り、仕事が終わって夜遅くにビールとおつまみで夕食。
わずかなプライベートタイムはスマホで動画を見て、ついつい夜更かしをしてしまう。

これでは、健康にも仕事にも良い影響を与えることはできません。

限られた時間で最大限の成果を出すために、生活リズムを整え、心身ともに健康な状態を維持するようにしましょう。

生活リズムが仕事にもたらすメリット

バランスが良い食事を楽しむ夫婦
生活リズムが良くなると仕事でのパフォーマンスが変わります。気分が良くなり心身ともにリラックスして仕事に取り組めるようになります。

ストレスを溜めにくくなる

規則正しい生活では早起きの習慣になるため日に当たる時間が増え、精神安定効果があるホルモン物質のセロトニンの分泌が促進されます。

セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており、ストレス緩和の作用があります。ストレスを感じるとネガティブな思考になりやすいのですが、セロトニンが分泌されると心や思考が安定します。

仕事でストレスを抱えやすく、体調不良や仕事への辛さを感じる人も多くいます。ストレスを溜めにくくなると、仕事への意欲も増し、やりがいを持つことができます。

昼間の集中力アップ

生活リズムが狂っていると、寝ても寝ても眠い、朝起きても疲れが取れていないということがあります。

規則正しい生活になると睡眠の質が良くなり、1日の疲れをリセットでき日中の集中力が増します

スッキリと目覚めた状態で仕事に臨めますので、今までと同じ時間でより多くの仕事ができるようになります。

気持ちにゆとりができる

規則正しい生活は時間のゆとりを作ってくれます。

時間的なゆとりは心のゆとりにつながり、時間に追われている感覚から抜け出すことができます

ゆとりを持って生活ができると、冷静な判断ができますし良いアイディアもどんどん出てきます。気持ちが前向きにもなりますので、自分に自信を持てるようになります。

また、ゆとりがあると優しい気持ちにもなれますので、人間関係の悩みからも解放されます

自律神経のバランスが整う

生活リズムが狂うと体内時計にも不具合が起こります。その結果、ホルモンバランスを崩し体調不良をきたします。

睡眠と食事、適度な運動をすることで、ホルモン分泌が正常化され気持ちが落ち着き、感情のコントロールがしやすくなります。

少しのことでイライラする、感情の起伏が激しいと感じたら自律神経のバランスを崩している可能性があります

生活リズムを整えることで、毎日安定した気持ちで過ごすことが可能になるのです。

規則正しい生活のポイント

リラックスして自分時間を楽しむ
規則正しい生活のために改善することがたくさんあると、それだけでやる気が起きなくなりますよね。

ですが、たった3つのポイントを押さえるだけで簡単に生活リズムが整います。

起床時間を一定にする

規則正しい生活は早寝早起きが大切と言われますが、仕事で帰宅時間が遅い場合は早く寝ることは難しいですよね。

少ない自分時間を楽しみたいという思いもあるでしょう。

寝る時間が不規則でも良いので、起きる時間を一定にするようにするだけでも生活リズムは整います

仕事のある日はもちろんですが、休みの日もいつもと変わらない時間に起きるようにします。休日はどうしても寝坊を楽しみたいという場合は、せいぜい2~3時間くらいの差にとどめるようにします。

そうすることで、休みの日も太陽に当たる時間が増え、体内時計の狂いが起こりにくくなります。

そして朝起きたら、必ずカーテンやブラインドを開けて太陽の光を浴びるようにします。太陽の光を浴びると体は『起きる時間』と認識し、脳が目覚めます

食事時間を一定にする

食事の時間も一定にすることで、体の動きが良くなります。

人間の体は時計がなくてもリズムを作ることができます。リズムを作る要素のひとつが食事です。

特に朝食は必ず摂るようにしましょう。朝を抜いてしまうと1日の食事サイクルが狂いやすくなります。

朝食を食べることで、内臓の動きが活発になり体が目覚めます。また噛む動作は脳の目覚めを良くします

朝は食欲がないという人は、ヨーグルトやカップスープのような簡単なものでもOKです。

夕食は寝る3時間前までに済ませるのが理想ですが、忙しい人にとってはこれが一番ハードルが高いかもしれません。

遅くなるようでしたら、消化の良いものを少量にするなどの工夫をしましょう。

心身のオンとオフを作る

生活習慣が乱れている人は、オンとオフの切り替えが苦手です。

特に寝るギリギリまで仕事のことを考えていたり、持ち帰った仕事をしている人も多いのではないでしょうか。

10時以降は仕事のことを考えないし、仕事もしないというようにルールを決めることが大切です

寝る1時間くらい前には、体と脳の寝る準備をします。蛍光灯から間接照明にしたり、リラックス系の音楽を聴いたり、深呼吸をしたりして脳に寝るサインを送ります。

どうしても切り替えが上手くできないという人は、「仕事終わり!」と声に出して言うことで、気持ちのリセットができます

休みの日は好きなことを思いっきりして、仕事を忘れる時間を作ります。ジョギングやお散歩、ストレッチなどの適度な運動をするのもお勧めです。

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生活を整えてデキる社会人を目指す

精力的に仕事をする人たち
本当に仕事ができる人は、規則正しい生活をしています。

丁寧な生活をしていると仕事に対しても丁寧に取り組むようになり、必ず成果が上がります。

睡眠と食事を大切にして生活リズムを整え、仕事へのパフォーマンスに生かしましょう。今までの習慣を変えるのは簡単ではないかもしれませんが、意識して生活をすると必ず変わります。

できるところから少しずつチャレンジすることが大切です。

ABOUT ME
KeySession編集部 福多
アパレル企業で店長職を経験し、人材育成の難しさを痛感する。2016年より人材育成研修/セミナーの集客支援を行う。 2019年からは経営者や人事担当者のお話を伺いながら、講演会の主催や連続講座の主催を行い、心理学、コーチングなど現在3つの分野を学習中。

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